「そうじゃないんですよ。何のためにね」「はい」「手紙で、文書でね、あのう、書いたかというのをね、よく、あのう、読んで貰ったら判る筈ですよ。これは・・・」「読んでますよ」「はい」「読んでますけど」「だからね、電話で処理するような問題じゃ無いんですよ」「あのう、読んでますよ。読んでますけど、ね、これ、通りませんよ」「通らないんじゃなくて、(筋を通して)ね、キチッと(答えをくれ!)と言っている訳ですから」「こちらのほうに」「ね。だから、本部長から、直々にね、電話がくるんなら判るんですよ。筋がね」「申し訳ございませんが、それは」
「いや、依田さんというのはね」「はい」「どういうね、権限でそういうことをね、言っているのか、わからん訳ですよ。こちらは」「本部長から、委任をされています」「こちらはね、本部長から」「委任されてますよ」「…いや、その・・・、だったらね」「委任されてます・・・」「だったら、手紙で、それはね(委任しました)ということで、筋を通して貰わないと困る訳ですよ」「申し訳ございません。それは辞令で、私たちが委任されてます」「うん、だからね、訳の判らんことをするからね、こうやって、責任がウヤムヤになるんですよ」「だから、私、依田が、言ったじゃないですか・・・何度も」「だから、ちゃんとね、キチンとね、親展と書いて、本部長にね(直々に開けてくれ)と書いてある訳でしょ?」「あのう・・・」
「その筋を通した上でね、返事をして貰わないと困る訳ですよ」「あのですね。我々が勝手に、開けとるんじゃありません。ちゃんと本部長の秘書室が開けとります。それから、こちらのほうに」「いや、(秘書じゃなくて、本人が開けないといけない!)と書いているでしょ。わざと」「申し訳ございません。あの、どこの組織も、そういう」「どこの組織じゃなくて」「ありませんよ」「筋を通さなきゃね、どこの組織というのは通らんですよ」
「申し訳ございませんが、どこの組織でも、そういった…」「どこの組織じゃない!」「ありませんよ」「そうじゃない、そうじゃないんですよ。いいですか?」「よろしいでしょうか?」「ちょっと待って下さい。ちょっと待ってくださいよ。筋をね、人がね、折角、筋を通そうとしているのにね」「・・・」「最初に戻っちゃ、駄目なんですよ」「こちらは、筋を通しているんですけども・・・私」「前原署じゃね、全然、話が通らないからね、(本部長に話を伺いたい)としてね。手紙を出した訳ですよ。それをね、前原署に返す。というのはおかしいんですよ」「違います。で、本部はあくまでも調整機関でしかありません」
※中身の無い存在が、名前だけを利用しているに過ぎないということか・・・
「本部って何ですか?それじゃあ…」「ですから、調整機関です」「本部って言ってもね、ちゃんと、言っているでしょ?。5つね、質問したことに対してね、文書で最低、答えてからね、それからね、考えますからね」「もう・・・」「まず、それをして下さいよ」「それについても、私は、お話しようとしているんですよ。それが、あなたにとって、不利益な、もう要望に答えられないことであるなら、(聞きたくない)というのは判ります。ただ私は、それについて、今から、説明しようとしているから」
「いやいや、だから、筋は手紙で充分、書いてるからね、こういう場合は、電話で済ますことじゃ無いんですよ」「あのですね」「キチンとね、 時計の音、♪〜 「あのう」「手紙で書いた以上、文書でね、本部長に返して貰わなきゃ、困るんですよ」「今川さん、今川さん」「判りますよね。これね」「今川さん」「これ、これは筋を通して下さい。ちゃんと」「済みません。だから、筋というのは、全然、あなたの言っていることは通ってない」「・・・」「通ってませんよ」「いや、だから、(文書でね、人が質問していることに対して、電話で答える)というのはね」「あのですね」「(筋が違う)と言っているんですよ」
「あのですね」「はい」「あのですね、すみませーん。返信用の封筒とかも何もありませんよ」「いや、それはそうですよ」「・・・」「それは当然でしょう」「返信用の封筒も無いのに、どうやって、私の(小遣いで出せ)と言うんですか?」「いやいや、それは、ちゃんと、あのう、必要であれば、請求して下さいよ」「請求はしませんよ」「いや、だからね、筋を通して貰えばね」「本来であればですね」「はい」「あのう、返信用の封筒とかが入ってますよ※」「そんな、理屈はいいから」「…ですよ。ハハ」「そういうことはね、ちゃんと請求したら、こちらは後で送りますよ。そこまでするならね、そちらが要求してね」 |