去年から（年が明けたら 「告訴状」を作成して提出しよう・・・）とずっと考えていた。母を病院に連れて行く日が近づいていた。平成２０年１月８日 病院に帰りに 「検察庁」に寄ることに決めた。松の内も明けて 官公庁も仕事始め・・・ようやく動き始めたばかりで まだ正月気分も残っている雰囲気があった。

　検察庁など 普通めったに縁が無く 行く機会など無いので 何処にあるのかも知らなかった。地図で大体の見当をつけてやって来たが いざ来て見ると場所がさっぱり判らなくなった。福岡市中央区舞鶴２丁目５番３０号 ・・・しばらく迷いながら街並みをグルグルと廻って探した。「ん・・・検察庁の看板が見当たらない」通り過ぎてしまって 「ああ ここにあった」とようやく気がついた。

　正面入口は門に遮られており 正面からは入れないようだ。裏に回って駐車場に入った。裏手の方に車を停車して降りたが 警備員が裏口からは入れないと言うので 仕方なく表の玄関入口まで母と歩いて行き 回りこんでようやく辿り着いた。正面玄関ドアも何かの工事中であった。横のドアから入ると 受付には いかめしい制服姿の警備員が３人いて応対した。「告訴状を出しに来ました」「はい 今昼休み中ですので これを着けてしばらくソファーでお待ち下さい」名札を貰って胸に着けて １時になるまで しばらく待った。

　時間がくると 担当の取調べ刑事官が現れて 奥の取調べ室の部屋へと案内した。よくテレビなどで見たことのある殺風景な部屋であった。机の前に椅子があり 「どうぞお掛け下さい」と言われて 二人は腰掛けた。「告訴状」を出して 「よろしくお願い致します」と頭を下げた。
「私は特別刑事部の牛島と言います。どういうことかお伺い致します」と取調べの警官。

　私は今 係争中であること。被害者が逆に加害者から訴えられている事件であること。最初から手続きが間違ったまま進んできて いよいよ最終弁論に至るようになっていること これまでの事のいきさつを かいつまんで説明した。母の語る事件の真相の話も詳しく聞いてくれた。

　牛島取調官は しばらく黙って聞いていたが 私の対応が 「この事件は最初から全くおかしなことばかりです。弁護士に依頼して訴訟をするような問題ではない 不正を働く不払い損保に加担する 加害者と弁護士達と 書記官・裁判官の癒着構造を捜査すべきだ！」という主張に対して 次第に顔色が変わってきた。

　「この事件はそもそも 損保から依頼を受けた詐欺弁護士が 認知症の加害者からの「委任状」を一度も示さずに 事情をよく知りもしないで勝手に嘘八百の内容を書いて「訴状」を出しています。書記官も裁判官も損保が賠償金を払わないで済むようにさせる判定をさせようと企んで 捏造を承知の上で無理やり、違法な「訴状」を受理しているので 全く話になりません。初めから正しくスタートラインに立たせない 公正中立性に欠けたやり方ばかりする 不審な書記官の様子を確認してきたので想像がつきます」

　「ここに書いてある疑惑を調べていけば 登場する関係者がそれぞれの役割を果たして 不払いの損保に加担する巨悪の癒着関係。不法を働く世にも奇妙なひどい裁判が行われていることが判ります。まともではない裁判の落とし穴が待ち受けていることが予測されるのに わざわざ抜け出せない誘いに乗って「訴訟」するだけの価値すらありません。訴訟を正しく進めるという姿を全く示してくれていません」と説明した。

　（何ということだ。巨悪はここ検察庁にまで及んでいるのか？）不法がはびこる歪んだ世の中のしくみ・・・ 告訴状で懲罰・懲戒を求める請求がされたら受理して 「すぐに調べましょう」…と何故ならないのだろうか？。悪徳弁護士が邪魔をして 倒壊する危険が近づいている状態を放置され困っている立場をすぐに察して 直ちにその弁護士が関わっている訴訟を中止させ 保留にすべきである。（口頭弁論の傍聴席から 反撃も出来ずに最悪の判定が下されるの待つしかないのだろうか？不正が行われても 泣き寝入りしなければならないのだろうか？）

　突然 私の心は暗闇に包まれた。正常ではない認知症の加害者の顔が浮かんだ。それから無表情の加害者の妻の顔 気配りの無い加害者の家族たち… また無責任な大工 一方的な調査員 損保 弁護士 書記官 裁判官 警察官 検察官たちの顔が 次々に浮かんでは 私の頭の中でグルグルと回って あざけり笑うイメージが迫ってきた。（くそ！・・・ どうにもならないのか）1枚のドアの向こうに企てられている仕掛けが 何であるかが確認できないもどかしさに憂鬱な思いがよぎっていた。検察庁でさへも巻き込んでいる大きな力が 抗うことのできない支配力を持つ悪魔の力に感じた。悪魔の仕掛けた巨大な罠の穴の中に落ちていき 身動きも出来ない暗闇に巻き込まれ喘いでいる小さな自分を感じていた。（今 自分達が遭遇して戦っているこの存在。遮る厚い壁の巨悪の正体は一体何であろうか？）

　（これ以上 彼らが間違った対応を続けるなら 「組織的詐欺罪」として 不払い損保に加担するほう助罪で告訴するしかない。全国の調査会社・弁護士・書記官・裁判官までの癒着した構造への捜査依頼をするしかない）

　私はそう決意した。こうなったらもう 裁判所への大捜査が開始される直前にまでもっていくしかない。次第にグイグイと追い詰めてくる相手には それ以上の痛手を受ける不安と恐怖を感じさせる状態にあえて無理やりにでも持っていかねば この戦いに勝つことは到底出来ないだろう。
福岡の地方検察庁は 既に腐敗・癒着していて頼りにならないならもう 後 残る方法はこれしかない・・・。特捜部

　（全国各県の裁判所に伝えよう）こんなひどい裁判のやり方を 陰で指示している者がいることを 他の裁判官にも知らせて （同業者として正しいのか？）の綱紀を徹底的に注意して貰うしかない。

謀略裁判への