「今川です。出直そうと思っているんですけどね、予定はどうですかね」「お昼まではいないと思います」「そしたら、いつがよろしいですかね」「すみません、お待たせしまして、えっと明日のですね」「あ、明日」「お昼前には出ないといけないですけど」
「昼前、午前中、そうですか」「お寺」「おふくろの方が、お寺の方で、都合が悪いみたいね」「夕方」「明日の朝」「そうですね」「月曜日にまわしましようかね、」「あ、月曜まで」「連休に入るんですね」「おふくろはね」「はい」「今日、今日のほうがいいんじゃないかと言ってますね」「時間は、夕方ですね」「今日、夕方4時ですね」
「どう、4時で」「いいですよ。そちらの方にお伺いしましょうね、えー、それでハッキリ、かたをつけたほうがいいでしょうね。もうね」「そう思います。手付金返却ということで、合意書、印鑑、契約書に押されている印鑑」「こちらからはいいんですね」「準備はしているんですけど」「実印と、合意書と、領収書ですね。この3つですね。えー、はい、4時ですね、」「はい、わかりました。よろしくお願い致します」「はい、よろしくお願い致します」
○○不動産大橋店の事務所 4時
ついに 白紙解約の手続き
「こんにちは、○○さん」「はい」「あ、どうも」「こちらへどうぞ」「え、そちら」私と母の二人は個室に通された。「ちょっと打ち合わせの途中で来たので」「はい」「また戻らないといけないので」「ああ」「連休に入る前にですね、スッキリしたほうがいいと思ってですね」「えーと これかな」「はい、これは?糸島郡から、ああ、どうも、2枚一緒に、同じものですね。ああそうか・・・」差し出された解約書にサインをした」
「そうですね、もう、何ですかね」風が「海岸のほうにいくと凄いですよ。志摩のほう、ちょっと見てきたんですけどね、風が強くて、もう」 「はい、印鑑ですね」「これと交換に」「確認の為に」「先にいいですかね」「おふくろに数えて貰って」「大丈夫?」「目も悪いし、耳も聞こえないし」「後でもいいですよ。はい」「」「確かに、あるね」「はい、えーと実印ですね。何か、あ、そうか、割り印、間違いないね」
「えーと、割り印、はい」「はい、間違いないです」「間違いないね。えーと、これは大丈夫だろうと思うけど、ちょっと、ざっと数えよう僕も」「はいはい」「まあ、間違いないとは思うけどね、確認、数え間違いがあると困るから」「はい、アハハ」「これは、こうやって、あまり、お金を扱い慣れてないから、2,4,6、・・・・?」「・・・」「はい、間違いないです」「そしたら、じゃ、えーと、糸島郡からでいいんですね。えー、はい」「はい」「これは、こちらに、「はい」「割り印」「これは控えになります」「ああ、はい、控えですね。これで問題ないですね。後は」「はい」「ハハ、お互いに、手打ちを」
「ああ、最初に、もう、何月頃でしたかね」「9月です。問い合わせ頂いたのは7月です」「そうですね、あったけど、長かったですねー、うん」「色々迷惑をかけてですね。散々、骨折り損になって、申し訳なかったですね」「向こうもああいう形ですので、あちらの分は、また売りに出すような形です」「ああ、また」「同条件で出す」「同じ条件でね」「インターネットで」「この場合は、もうあれでしょうね。こちらがもし、再びということはないでしょうけど」「他の人はそれでもいいという可能性があるんですね」
「かなり、場所の条件としては、良かったんですけどね、買い手が見つかりそうだったからね、急いだ点もあったんですけどね、まあ、しょうがないですね、ハッハハ、そしたら、すみません」「あと、杭を打ってあるじゃないですか、あれははずして貰っても」「はい、はずしたほうがいいですか」「はずして貰ってもいいです」「早くはずしたほうがいいですか、はい、判りました。じゃあ」「どうもありがとうございます。あの駐車場は」「ああ、大丈夫です。あっちに止めてますから、ドコモに」
「ああ、これで終わったよ。ホッとした顔している」「(店長がいたら一言、言ってやろうか)と思ったけど」「安心した。(きれいに別れたほうがいい)と思ってね、ご足労をねぎらって」「また同じような売り方をするつもりでいるしね、でも余計なことかな、と思ってね」 |