2007年1月27日　午後２時半頃、母が玄関の植木に水をあげ終えた直後のことだった。今川邸玄関入口に車が突入した。

ドッカーン！！間一髪

　雷が落ちたのかと一瞬、母は腰が抜けて不安・恐怖に怯えた。　「な・何事だ！」　玄関を見てみると赤い車。

　車の運転手は向かいの釘本春喜氏。アクセルをふかして、猛スピードで玄関の中にまで激しく突入してきた。

　釘本氏があわてて、アクセルをふかしていくらバックしても、何かに乗り上げて、敷石に引っかかって、ビクともせずに、それ以上は抜け出せなかった。

　最初、車は半分ほどスッポリと中に入り込んで突入していた。タイヤが激しく空回りして、白煙が上がった。ケーブルが焼け焦げるような臭いがたちこめた。　

　ガソリンに引火しないか…と危険を感じて一瞬不安がよぎった。加害者の娘の婿？がやってきて、交代して何度もアクセルをふかしたがやはり駄目だった。

この時点で車が少し後ろに下がっており、道路がふさがり、通行不可。

斜め方向から車右部が突入している。右側壁が強い衝撃を受けた可能性。

壁を外側に強く押し出している…車の前に人が入れないので、縁側から上がって回り込んで車下部を確認。

何が引っかかっているのかを確認…

すると、引っかかっている物は何かの軸らしい。ジャッキで車を持ち上げようとするが、短くて届かない。仕方なくブロックを支えにして上げようとするが、つかえていて、なかなかはずれない。

　その軸の正体は、電動カーの座椅子の軸受けパイプだった。
上の方に平たい円盤がついており、それが車の下部に入りこんで、つかえててはずれなかった。
　電動カーは潰れても、軸受けは本体に頑丈に溶接されて固定されていた。

　いつも母が玄関の戸の前に停めていた電動カーごとなぎ倒して、突入し乗り上げて押し潰していたのだ。電動カーは完全に下敷きになっていた。

　もし、母が傍に立っていたなら、恐らく今頃は命は無かっただろう。

　一旦はずした座椅子をタイヤの下に据えている。車の下部にジャッキの支えにしたプロックを重ねているのが見える。軸受けから車をはずすのに随分と苦労しているようだ。

　ところで、左の戸は原形がそのまま残っているが、不思議にも右の戸はかなり壊れ方が酷い。右サッシのガラスは粉々に割れて奥まで飛び散り、格子がバラバラに潰されて外れている

　右の壁側に斜めの方向から突入した時に、衝撃がいかに激しく強かったかが想像できる。

　右側格子戸に激突し車右部潰れる。

　その裏にはゲタ箱が隠れている。格子戸と網戸がはさまれ壊れている。その裏のゲタ箱と壁が衝撃を受けている。

　車右部に押し潰された格子戸と網戸。

　車は電動カーの上に乗り上げている。

　後になって、壁の損害が判明するが、ゲタ箱は激しく壊れ、右の壁が損傷。
　ゲタ箱の裏の白壁、モルタルにキズ。

　敷石と壁の間が、3ｃｍのズレ。
　外側に壁全体を押し出している。
　柱下部が敷石からズレて傾いている家の被害の発見が遅れていく。

　加害者の妻だろうか？玄関前に立って心配そうに様子を見ている。　

　加害者の娘婿が、ジャッキで車を上げようとするが、短くて届かない。家からプロックを運んできて、下に２段に重ねて据えた。

　円盤状になった軸受け部の上に乗り上げてはまり込んだせいで、中々引き出せなくて、手間取っていた。

　左側の柱もかなりの衝撃を与えている

　左の柱にボディが接触していて、圧迫している。鏡を取り付けていた壁に亀裂が走り、柱との壁土の接着面全体にスキ間ができている。激しい衝撃は左右共、両方の柱に強くかかっている。

　苦労しながら、電動カーの軸受けにはまり込んでいた車の下部をはずした。

　前輪のタイヤが曲がったまま動かないので、板金屋と電気屋全員で押して、シャッター前まで動かして横付けした。

　ハンドルが固く前輪操作が不可だった

　車の右部、バンパーが激しく破損して潰れている。大切な家を支えている柱と壁に甚大な損害を与えた決定的証拠の写真である。

　左バックミラーはもぎ取られて落下

　フロントガラスにも大きなヒビが入り

　左側の柱と壁の衝撃もかなり激しい

　アルミの玄関戸の枠全体に突入の加重がかかって壊しているのだ。

　しかし、ここで気がつくことは

　右側の戸の方が損傷が激しい
。
　右側のゲタ箱・の壊れ方が激しい。

　右側の壁・柱の方が損傷が激しい。

　車の右部が大きく潰れていて、壁と柱に突入してかなり衝撃を与えている。

　ゲタ箱の破損は、車の右の破損部と一致。ゲタ箱の後ろの壁に影響あり。

　最初、ゲタ箱の裏の壁と柱の破損は、まだ未確認のままの状態だった。ゲタ箱には一切触らなかった。

　保険会社の調査が来るまで、触らないように…とのことで、確認が遅れた。

　壁と柱に損害を与えた決定的写真
　�A家（壁と柱）の損傷・亀裂へとつながる衝撃の力の激しさが一致する。

　車を引き出した後の様子。右戸の残骸。　左右二枚引き戸のうち、左側の戸は下部が少し凹んだだけで、無傷。

　左側の戸の格子は、まだ原形が残っていて、右の戸と比べると損傷が少ないようだ。壊れた網戸や格子扉の下に、電動カーの残骸がある。

　ゲタ箱の板が折れて、棚がはずれている。横の青いビニル袋の中には荷物を運ぶ台車が包まれていた。キャスターが壊れ変形して使えない。

　左側のゲタ箱は、たてつけが不良　上部にスキ間、完全には閉まらない。

　調査のやり方に疑問があり…調査段階で壊れた物の賠償の品に入っていない。

　自転車は廊下の上に上げている。
　散らかっている電動カーのボディの破片、青いプラスチック片が見える

　バッテリーの右横「軸受け」が見える。

これが電動カーの座椅子の軸受部。

　上の方が平たい円盤がついており、それが車の下部に入りこんで、つかえてて中々はずれなかった軸の正体。

　電動カーは潰れているが、軸受はシャーシーに溶接して固定されている。

　自転車も邪魔で廊下の上に上げた。左側の戸は比較的に損傷は少ない。

　　電動カーは無残な姿。玄関戸の外側に停車していたのにガラス戸を超えて、中に押し出されてこんな姿に・・・
左下に外れた電動カーのタイヤ後輪。

　玄関ガラス戸は右側が激しく粉々に壊れている。壁柱の損害を立証。